総芸7期美術科 柏原さんが製作部として携わった映画「CHAIN/チェイン」が劇場公開されます。
- 東京都立総合芸術高等学校 後援会
- 2021年11月18日
- 読了時間: 3分
京都芸術大学映画学科が中心に製作した映画『CHAIN/チェイン』が劇場公開されます。東京では、11月26日(金)よりテアトル新宿で観られます。
予算、規模の面からみるとあまり大きな映画ではありませんが、歴史が致命的にだめな私でも参加して面白いと思える時代劇です。
『CHAIN/チェイン』公式 @eiga_CHAIN
『CHAIN/チェイン』公式HP https://www.chain-movie.com/
「百年経ったら、きっと……」 2021年11月26日よりテアトル新宿、12月10日より京都シネマ、テアトル梅田ほかにて全国公開予定。監督:福岡芳穂/主演:上川周作 #映画CHAIN
●参加した卒業生からのコメントです。
「総合芸術高等学校 美術科卒業生(7期生)の柏原音生です。この度、私が大学1回生のときに製作に携わらせていただいた時代劇映画『CHAIN/チェイン』が映画館にて公開する運びとなりましたのでお報せをさせてください。
私は総芸での在学時代は日本画専攻として芸術を学んでいました。高校を卒業したあとひとりで京都へ(ある種の)上京をして、いまは映画製作を学んでいます。
しかし私としては、まったく別の進路に進んだという認識はありません。そのすべてが一本の筋としての「つながり」になっていると実感しています。
ひとつ例を挙げると、この映画には「梅むら」という蕎麦屋が登場しますが、この店の暖簾は映画美術でありながらも、日本画の分野に深く関係するものだったりするのです。
本大学で日本画を学んでいる学生に協力や指導をお願いしたりもしました。
もしかすると、自分は歴史に詳しくないしな、とっつきにくいな、そもそも映画はあまり観ないしなあというひともいらっしゃるかもしれません。
でもこの映画は、ただ時間やひとびとが「つながる」瞬間をみつけ、何かひとつを持ち帰るくらいの心持ちで観ていただける、観ていただくべき映画だと思っています。
私も正直日本史は苦手で、わからん!難しい!と思いながら製作に取り組んでいたくらいです。
だから、なんかこの台詞良いな、このひと嫌だな、これはどういう意味なのかな。
そんなことだけでも、ぽつりぽつりと観客のこころに残っていただけることを祈っています。
またこの映画には、史実に名がのこっている人物だけでなく、幕末時代に生きていた「かもしれない」フィクションの人物たちも登場します。主人公もそうです。
史実の出来事である「油小路の変」を取り巻くひとびとも、当然私たちと同じ温度で生き、血を流していたはず。そんな時間を創造し、映しとったような映画になっています。
私たちには「昨日」があり、「いま」があり、そして「明日」が待っています。
高校を卒業してからこれまでの三年。これから先の百年。
その長さは違えど、存在しているたしかな時間に変わりはありません。
とにかく劇場で体感して、どうかこの映画と「つながって」いただけたらと思います。
なお、現在作品の公式SNS・HPでの宣伝を展開しており、作品にまつわる投稿などできる限り拝見しています。
よろしければ拡散・宣伝にご協力をお願いいたします。
ご鑑賞いただいた際にも、ぜひ感想など発信してくださると大変嬉しく思います。」

●総芸後援会(sogei koenkai)は、在校生および卒業生の活動をいつも応援しています! 情報があればどうぞフォームからお知らせください。
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